モンゴルスタディツアー 4日目 草原からの帰還・日本大使館の訪問
2019.08.03
8月1日、昨日と同様に朝7時に起床しランニングから始まりました。21時過ぎまでサッカーをしていたこともあり、海城・新モンゴル学園の生徒ともに疲れていたため、軽めのランニングや筋トレをしました。朝食を食べた後、ゲルで荷物を整理して、名残惜しくもゲルを後にしました。
ウランバートルに戻ってからは、国立歴史博物館を訪ねた後、日本大使館へ向かいました。
在モンゴル日本国大使館では、林参事官にお話しをいただきました。生徒へ問いかけ、その回答に答える形でのお話しで、熱意のこもったとても面白いモンゴルのお話しを聞くことができました。モンゴルの人は「着るものや履くもの、乗るものにお金をかける。それはどうしてか?」そのヒントは遊牧生活に由来しています。一方で、私たち日本の人達は着るものにお金をかけない人たちが多いです。それは、土地に執着する農耕という生活が関わっているからであるという比較は、モンゴルと日本を理解する上でとても有意義なものであり、生徒達も食い入るように聞いていました。
「遊牧民は状況の変化に柔軟に対応する。予測不能の中、即断をすることが遊牧民が生きていく上で大切である。」どうして、草原でのサマーキャンプで予定が無かったのか、その理由がわかった気がしました。予定をこなすだけでなく、状況に応じて臨機応変に対応する力、私たちに足りないものを気づかせてもらいました。モンゴルから学ぶことはたくさんあることを再認識しました。
また、林参事官がどうして、モンゴル日本国大使館に務めるようになったのか、外務省の仕事など、体験を交えながらの話は、とても興味深かったです。
日本からあえてモンゴルという国で働く方々、その方々にはとても熱い想いがあることがわかりました。こうした人たちと出会い、交流して多くの刺激がもらう事ができるのもモンゴル研修の醍醐味だと感じました。
帰りにはザイサンの丘に立ち寄り、先の大戦で日本とモンゴルの間にも戦いがあったことを実感した後、宿舎に帰りました。